【 NUEVAS RAICES / FLORCITAY DEL CAMPO 】(1990)あくまで80年代の話だが。ボリビア・フォルクローレの不動の地位を誇っていたのはやはりカルカス Kjarkas だった。そのスタイルを真似たバンドでボリビア音楽市場は溢れかえった。まるでそれ以外の音楽はないかのような錯覚を覚えるほど。しかし、ものまねはしょせんものまね。悲しいかな、カルカスを超えるようなバンドがなかなか現れない。それは当たり前だ。カルカスには表現し...
【LOS KHANKAS / bandoleros 】(1977) ボリビアのバンドには頻繁なメンバーチェンジはつきものなのである。え、そんなのいずこも同じだって?いやいや、単に「メンバーが入れ替わる」では済まないケースがあるのだ。なんと、元のメンバーが全員いなくなってしまう(!)ということも珍しくない。気付いたら全く別のバンドに入れ替わっていたという70年代海外SFみたいな例が普通に見られるのである。ヌエバス・ライセス、ハッチャ・...